大阪メトロの謎解きに参加してきました。
今回は、ストーリー性に定評のあるBOUKEN WORKSさんが制作されています。
・読解力
・脚力
・思い込みを捨てる力
内容
ゲーム設定
舞台は大阪。
古き良きものと新しい良きものが絶妙に交差するこの都市で、3人のワケアリ探偵が事件を追う。
それぞれの探偵が登場する3つの物語(周遊パート)を解き終えたら、3つの物語が絡み合う完結編(持ち帰りパート)をお楽しみください。
3つの物語:
・歴史探偵コース 難易度★ 所要時間2.5時間〜
・食い倒れ探偵コース 難易度★★ 所要時間2時間〜
・アート探偵コース 難易度★★★ 所要時間1.5時間〜
完結編:
難易度★★★★ 所要時間2〜3時間
おまけ:
難易度???
必要なもの
・謎解きキット
・筆記用具(キットにペグシルが付いている。消しゴムが必要ならば持参しよう)
・LINE(専用LINEアカウントを友だち追加)
・履き慣れた靴(たくさん歩きます)
クリア条件
最後に導き出された答えを専用LINEアカウントに入力できればクリア。
専用LINEアカウントは、最初のお知らせ、クーポン対象店舗の確認、ヒントの閲覧、最後の答えの入力に加え、途中のストーリーや手がかりの入手にも使います。
普通に使って1日持つくらいの充電があれば心配いらないと思いますが、土地勘のない電車なぞに参加する場合は、乗換案内アプリも地味に使ったりするので、モバイルバッテリーがあれば安心です。
所要時間
今回の大阪メトロはやばいよ、とは聞いていたのですが、実際……やばかった!
周遊パートは、1つの物語が前編と後編に分かれており、前編1駅、後編1駅で合計2駅行くことになります。
全部で3つ物語があるので、2駅✕3物語=6駅です。
その6駅はあらかじめ謎を解いて特定しておくことができるので、効率重視であれば、必ずしも順番に行く必要はありません。
今回は昼近い時間からの参加ということもあり、3つの物語を同時進行させ、ほぼ一筆書きで6つの駅をまわることにしました。
具体的には、3つのコースの前編をすべてまわってから、3つの後編をまわりました。
前編後編関係なくまわるルートも考えましたが、ストーリーがわからなくなるんじゃないかと思ったので。
意外にも、話がわからなくなることはなかったのですが、やはりストーリーがぶつ切りになり気持ちの良いものではなかったので、2駅目からは手がかりを集めることに専念し、ストーリーは後から読むことにしました。
親切なことに「このコースの現地での探索は以上です。」と書いてくれているので、手がかり集めに専念すること6駅分。
所要時間は、ちょうど4時間でした。
それからコースごとにストーリーを読み、謎を解いていきました。
公式に案内されている各コースの目安時間は以下の通りですが、手がかりの探索時間とちょっとした休憩時間、ストーリーを読む時間、謎を解く時間を合わせたら、ちょうど目安時間と同じくらいになりました。
<歴史探偵コース>
前編:60分 後編:90分
<食い倒れ探偵コース>
前編:60分 後編:60分
<アート探偵コース>
前編:60分 後編:60分
実際に「周遊パート」にかかった時間は、6時間16分。
「完結編」は記憶の新しい当日のうちに解き、2時間59分。(公式目安時間120分〜)
さらに、「おまけ」というものがついており、36分かかりました。
難易度はかなり簡単ですが、もう疲れていたこともあり、ゆっくり楽しみました。
すべてを合計した所要時間は、9時間51分!!!
そりゃ疲れるわけだわ。
前情報から、ごはん休憩は最初から諦めておにぎり持参で参加しましたが、これが大正解でした。
ベンチが多くて休憩に最適なスポットもあり、大阪名物を買い食いできるスポットもあり、休憩する場所を決めておくより、行く先々で風景を眺めながら適当に休憩するほうが合っていると思います。
ただし、完結編を外でやる場合は、テーブルが大きく長時間いても怒られないような飲食店やスペースを選ぶことをオススメします。
感想
筆者は謎解き中級者ですが、この謎解きは、簡単7割、ちょうどよい2割、難しい1割くらいの難易度だと感じました。
とにかくボリュームが多く、最後にはどっと疲れるので、これくらいの難易度でサクサク進ませてくれたのは良かったです。
地下鉄なので地上に上がるまでに階段も多く、謎の手がかりを見るのに軽く1駅分歩かされたりして、周遊パートで17000歩も歩きました。
バリアフリーコースの設定も特になかったので、足腰の強い若者向けだと感じました。
周遊パートでまわる駅は、ぶっちゃけどの順番でまわっても良いので、参加者が分散されたのはすごく良かったと思います。
前回の大阪メトロの謎解きは、バスも使ったことで到着時間が集中し、混む前に我先にと手がかりへ走ったり、人が密集することで答え丸聞こえだったりでちょっと幻滅した記憶があるのですが、今回のようなシステムでかなりその部分は改善していたと思います。
さて、今回の謎解きで特筆すべきは、ストーリーが秀逸だったことでしょう。
筆者も見事に引っかかりました。
それに、あの謎のシートを使うと、これがあんな話に…(略)
最後に真相がわかった時には疲れもあって謎のハイテンションになりました。
3つの物語は、最後の謎が解けて「コンプリート」と出ても、本当にこれで終わり?と思うような少し中途半端な状態で終わります。
1つ1つの物語はかなり消化不良な感じですが、その続きが完結編につながります。
キットには何日かに分けて解いてもいいよ、と書いてありましたが、ストーリー部分が大事なので、日をあけると訳がわからなくなりそうです。
かなり疲れるとは思いますが、1日で全部やりきってしまうことをおすすめします。
最後に、今回の謎解きで一番気に入ったのは、最後のおまけ。
楽しいし勉強になるし、このシリーズで本にしてほしいくらいです。
疲れた頭もクールダウンできました。
これから参加する人へ
乗車券どうする?
謎解きキットに、大阪メトロ全線と大阪シティバス全路線で使える1dayチケットが付属しています。
あまり見たことのないかわいいデザインですが、謎解き専用のオリジナルデザインではありません。
中身も大阪メトロの1日乗車券「エンジョイエコカード」として買えるものと同一です。
![](https://3nazo.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_7239-e1712241693873-706x1024.webp)
電車なぞは、オリジナルデザイン1日券を集めるのが醍醐味だったりするので、ちょっぴり残念です。
ちなみに、謎解きで訪れる駅を一番効率よく(短時間で)まわった場合の金額は、1,050円。
難易度順に1つずつ物語を進める場合も、最初の駅から最後の駅まで、1,050円。
付属の1dayチケットを使わない場合、数日に分けてまわる場合は、「エンジョイエコカード」が便利。
![](https://3nazo.com/wp-content/uploads/2024/01/44d161d34addfc680f52218992755100.jpg)
価格は、大人820円(平日)、620円(土日祝)。こども310円。
大阪メトロ全線と大阪シティバス全路線が乗り放題となり、大阪市内の約30ヶ所で割引などの優待が受けられます。
詳細は、大阪メトロ公式サイトをご覧ください。
注意事項
謎解きで利用する場所に休業日はありません。
ヒント
専用LINEアカウントにヒント番号を入力することで、ヒントを見ることができます。
ヒントを最後まで見ると答えが表示されるので、公式ヒントで不足することはないでしょう。
1つだけ、ヒントを見てしまうとほぼ答えが書いてある謎があったので、公式ヒントを見る前に軽くヒントを。
<歴史探偵コース> 宝の地図の在りかの謎一
・キットの他の部分を参照したり、ネットで調べたりする必要はありません。
・大阪メトロは関係ありません。(御堂筋線も関係ありません)
・右上の「NAZO」と「これだけで解けるよ!」も使いません。
概要
『メトロ謎解き物語 ワケアリ探偵と3つの依頼』
想定所要時間:周遊パート6〜8時間+持ち帰りパート2〜3時間
主催:大阪メトロ・BOUKEN WORKS
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