前回、前々回と傑作を連発してきた京阪電車。
今回で3作目となる『京阪電車ナゾ巡り』に参加してきました。
上がりすぎたハードルにどう対応するのか。
ん?どこかで見たような…。
・ストーリーに入り込む力
・創造力
内容
ゲーム設定
あなたの名前は安倍晴解(あべのせいかい)。大学受験を控えた、ごく平凡な高校生だ。
ある日、家の前で見つけた真っ白なトカゲを追いかけ、古い納屋に迷い込む。
己の使命を知ったあなたは、数多の妖怪と謎に立ち向かい、真の陰陽師になれるのか?
必要なもの
・謎解きキット
・筆記用具(キットにペグシルが付いている。消しゴムが必要ならば持参しよう)
・LINE(専用LINEアカウントを友だち追加)
・歩きやすい靴
・モバイルバッテリー(カメラ機能を多用します)
クリア条件
最後に導き出された答えを専用LINEアカウントに入力できればクリア。
専用LINEアカウントは、最初のお知らせ、クーポン対象店舗の確認、ヒント、途中の答えの入力、最後の答えの入力に使用。
電車なぞは乗換案内アプリも使うので、バッテリーの減りが早くなります。
今回はカメラ機能も多用するので、最後まで余裕で充電が残っている自信のない方は、モバイルバッテリーの持参をおすすめします。
所要時間
最初の駅からクリアまで、6時間18分でした。
電車での移動時間もけっこうかかる上に、歩く距離が半端ない。
さらに観光地を歩くことになるため、休日参加だと観光客にもまれて思った以上に時間がかかると思います。
逆に平日参加は、朝晩の通勤ラッシュでどっと疲れるので、スキマを縫うような絶妙な時間での参加を計画することをおすすめします。
さらに、月曜と火曜は訪れる場所が休館しているため歩き損になる可能性があります。ご注意ください。
ごはん休憩は、キットには2つ目の駅と3つ目の駅がオススメと書いてあります。観光地なので目移りしてしまうくらいたくさん選択肢がありますが、いずれも観光地価格で少しお高め。
安く済ませたい方は5つ目の駅がおすすめです。
感想
筆者は謎解き中級者ですが、この謎解きは詰まることなく解くことができました。
今回は難易度よりもストーリーがよく練られていたと思います。
また、アイテムの使い方に工夫があり、最後の答えを導くギミックもストーリーにばっちりハマっていて見事でした。
ただ、個人的には、2021年版・2022年版と傑作つづきで、期待値が上がりまくっていた分、少し物足りなさを感じました。
また、2021年版に参加した方には、ところどころ既視感がある内容。
でも逆にとらえると、一度上がりすぎたハードルをリセットさせるのに最適だったかもしれません。
がっつりコロナ禍真っ只中だった2年前とは、同じような景色でも、まるで違っているように感じました。
さらに新しいスポットができていたりして、「こんな店なかったよね」と間違い探しのような感覚で街歩きできたことも新しい発見となりました。
この経路は、京阪沿線を1日観光するなら最高のルートだと思います。
謎を解きながらガイドブックに従うだけで京都の魅力が堪能できること間違いなし。
特に、桜が咲き暖かくなるこれからが最高の季節となるでしょう。
これから参加する人へ
乗車券どうする?
謎解きキットに、京阪全線(大津線除く)で使える1dayチケットが付属しています。
今回の謎解きは、乗車券を買う場合、最初の駅から最後の駅まで1100円でした。
訪れる駅が京都寄りなので、大阪から参加する方は、往復合わせて1800円以上はかかるかと思われます。
付属の1dayチケットを使わない場合は、「京阪電車 大阪・京都1日観光チケット」がお得。
オンライン前売販売:大人 1,200円、小児 150円
当日販売:大人 1,500円、小児 750円
オンライン前売は、前日までに予約サイト「アソビュー!」またはKANSAI MaaSアプリで事前購入し、利用日当日に主要駅の駅事務室で引き換えます。
当日販売は、主要駅の駅事務室で直接購入できます。
京阪線全線と石清水八幡宮参道ケーブルが乗り降り自由。
さらに、京阪沿線の社寺や施設で割引やプレゼントなどの優待特典が受けられます。
詳細は、京阪電車のおトクなチケットをご覧ください。
注意事項
ヒント
専用LINEアカウントにヒント番号を入力することで、ヒントを見ることができます。
ヒントを最後まで見ると、答えを教えてもらえます。
公式ヒントで不足することはないでしょう。
概要
『京阪電車ナゾ巡り2023』
想定所要時間:6時間
主催:京阪電気鉄道
共催:歴史街道推進協議会
企画・制作:FLAP ZERO α
コメント